さぶ

言葉

頭の良い人は、これまでの知識を動員して、応用して答えを導けるらしい。
これに倣って、知識として応用出来そうな英単語を調べてみることにした。

「サブリーダー」と聞いて、この「サブ」部分、は何を意味するかだが、私は副キャプテン的な『副』をイメージしていたのだが、どうやら違ったらしい。

この「サブ」=接頭辞 sub は「下に」という意味のラテン語の前置詞 sub に由来するらしい。

「サブは下だ!」というのだ。

マリンの下で、サブマリン(潜水艦)
ウェイの下で、サブウェイ(サンドウィッチチェーン 地下鉄)
タイトルの下で、サブタイトル(副題←また惑わしの『副』!)
マシンガンの下で、サブマシンガン(脚・銃架を用いるのが機関銃に対し、個人が抱えて射撃できるのが短機関銃)
→なるほど、ゲームで出てくるのは持ち運びが楽そうなサブマシンガンになるわけだ

次は流行りの言葉でも、「サブは下だ!」を確認したいと思う。

「サブスク」=サブスクリプション(subscription)のスクリプション(scription)部分は、「スクライヴ:scribe:書く・刻む」という動詞の名詞形で「スクリプト:script」は「台本」や「筋書き」という意味だそう。

直訳は「署名」で、雑誌などの定期購読の契約時に契約書の下の方に「署名」するので「下に書くこと」が語源となったと考えられてるとのことで、やはりに書くのだ。
ユーチューバーがよく言う「Please subscribe!(登録してね!)も、登録ボタンが下にあるかどうかは分からないが、この署名だというわけだ。

最後にもう一つ、疑問に思った言葉「サブミッション」についても調べてみた。
幼少期より『関節技の鬼』藤原喜明が好きな私は、「サブミッション」=「関節技」だと思い込んでいた。
これも改めて考えてみると、「サブ」+「ミッション」に分かれるのではないか?と思い、調べてみた。

英語の「submission」は、ラテン語の「submissio」に由来していて、「sub」(下)と「mittere」(送る)という二つの単語から成り立っており、「下げること、降伏すること、服従すること」を意味する。

サブミッションは降伏させる技術ということだったのか…
関節技 ≒ 極技(きめわざ)≒サブミッションホールド ~ サブミッション ということか。

これと同じ語源で、IT関連で使う言葉「サブミット」は、提出する・処理を委ねる 意味で使われ、
大本の「mittere」(送る)的な意味合いが強いと感じるが、
SM界隈で使われる言葉「サブミッシブ」は、D/s(ドミサブ)=Dominant/submissive(支配/従属)の従属側で、
まんま服従する関係性を好む性的志向のことで使われている。

漢字がない言語は、ちょっと想像を付け加えないと意味が推測できないな…と理解した。
今後、日本武道館に行くときは、「サブ九段」駅集合で!と言うことにしよう。

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