清濁併せ呑む

シマジ

清濁併せ呑む(せいだくあわせのむ)」とは、「善人や悪人の別を問わないで、来るものはすべて受け入れること」というのが本来の意味で、その由来は、「清流」と「濁流」どちらも受け入れる海を指しているという。

海洋汚染が深刻な現在、そんなことを言っていて良いのだろうか?と思う。日本からしたらALPS処理水(Advanced Liquid Processing Systemの略)でも、中国や韓国から核汚染水と非難され、逆にそっちの国の原発の方がマジ核汚染水を日常的に排出しているめちゃくちゃな時代に、好んで濁流は受け入れるべきではないのだ。

ただ、「白河の清きに魚も棲みかねて、もとの濁りの田沼恋しき」と歴史も物語っているように、全てが「清流」であっても良いとは限らない。
(白河藩出身の松平定信を、「清き」は彼の規制の多い清らかすぎる政治、「濁り」は田沼意次)

また、人体でも同じことが言えると思う。
シマジも「不良長寿」だ。と言って、多少悪いことしないと長生きが出来ないというし、
食事に気を遣うボディビルダーもリーンな食べ物(脂肪がない、無駄がない)だけずっと食べていると内臓が弱くなってしまい、久しぶりにジャンクな食べ物を摂取した際に消化しきれないという。

免疫を作ったりするのにある程度の毒は必要で受け入れるべきだが、バランスが大事だ。
「濁り」・「ジャンク」ばかりでは、失脚するし、ブクブク太って生活習慣病になってしまうのだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました